Vol.2 ゴルフフィットネストレーナー活動紹介

Profile————

萩原 直人さん　（東京都）

・一般社団法人CAREER TRAINERS 代表理事

・JGFO運営スタッフ

JGFO創設期からスタッフとして協会の生涯ゴルフ活動に参加され、地元多摩地区を健康に導く地域密着型のフィットネス普及活動と共にゴルファーへのサポート事業も拡大しています。パーソナルトレーナーとしてのキャリアを活かすべく「ゴルフボディチェック」をキッカケに、スポーツクラブやゴルフ練習場でゴルファーへフィットネスの提案・・・その他にもコンペなどのイベントでゴルファーの健康と向き合い続けている萩原さんへインタビュー！

スタート前の怪我予防にウォーミングアップを担当いたしました。これほどのたくさんのゴルファーの皆さんの前でデモンストレーションすることが初めてでしたが、参加者の皆様から嬉しい感想をいただき貴重な経験になりました。ラウンド後は「ゴルフボディチェック」をしてその結果に対応するペアストレッチを行いました。その時にも、いつものラウンド後の体調や張りや痛みがある事やスイング、ラウンド全体のお悩みなどを話す方がほとんどで…何が理由か何をしたら良いのか直接体に向き合いゴルフボディチェックからアドバイスができて良かったです。

ありがとうございます。約8年ほどしています。が、実はまだ最初の頃、自分もゴルフはしていなかったし、まだJGFOのスタッフでもなかったですからお客さんがゴルフの話やゴルフスイングのエラーや悩みについて言っていることがあまりわからなかったんです。JGFO協会スタッフになり、ゴルフやゴルフスイングと身体の関係等の勉強をして自分もゴルフの機会が出来てきてからはお客さんの言うことを理解できるようになり身体の中から解決策を提案していくことで説得力も増してきたように実感しています。何よりお客さんと向き合えるようになり、ゴルフと体をリンクさせられるようになったことが大きかったと感じます。それから、「ゴルフボディチェック」がとても喜んでいただけるのでイベントも開催していこうという動きにも変わっていきました。

最初は郊外のスポーツクラブで会員様向けに「ゴルフボディチェック」を実施しました。

そこでは比較的年齢層も高く、ゴルフ歴も長い方が多かったせいか、皆さん自分のスイングのクセやエラーをわかっていて、ゴルフボディチェックの結果から見えてくるスイング傾向と結びついて納得度合いが高かったです。最近の多いミスショットやスイングの変化などそれぞれのゴルフのお話で盛り上がりました！

確かにトレーニングはしているけれどスイングに悩んでいたり痛みなどで悩んでいたり・・・実際はどこが硬いのか、どこがウィークポイントなのか。ストレッチもしているけれど、自分の体がどうなっているかはわからない人が多いと感じました。改善エクササイズをした時に「こんな効いている感じ今までない」「こんな風に動くと思わなかった」とも感想を持つ方もいました。印象とすると体の柔軟性や可動域がスイングに結びついていない、トレーニングがスイング、ゴルフに結びつかない、トレーニングは日常生活への健康の為でゴルフの上達に練習やラウンドをする事と別物となっていました…という感じです。

そうですね、知らなければ当然ですがシンプルなストレッチがスイングの課題や痛みの改善に重要だとお伝えすると驚く方はとても多かったです。ゴルファーにはゴルフへの効果や影響をトレーニングの種目にプラスしてお伝え出来ることで、いつものトレーニングもゴルフの上達につながります。例えばスクワットを下半身の筋力アップの為にしている方に「このトレーニングはゴルフスイングの時にこう役立ちますよ」と、そこを結びつけていくことでジムでのトレーニングももっとゴルフの上達や健康、継続に大きく効果を表してくれる時間になると感じています。トレーニングとゴルフを結びつけて解決していく役割がゴルフフィットネストレーナーにはあるのかなと思います。

今回のイベントで特にそう感じました。トレーニングをしているけれどどのように効果的なのか。どのトレーニングの種目をしたら良いのかが、合致していなくて体脂肪や筋肉量への変化はあるがゴルフへの良い変化は感じられていない方はとても多くいるのではと思ったんですよね。多摩地区は都内でもゴルフの環境が多いんです。ゴルフ場や練習場も。なのでゴルフフィットネスを通じてゴルフ寿命を引き上げるように多摩地区の健康増進に貢献していきたいと思っています。

インタビュアー：関麻利（JGFO）